2.推論

与えられた知識をもとに新たな結論を導き出すこと

 

2.1.推論とは

推論とは、ある事実をもとにして、他の事をおしはかること。推理や推定を重ねて結論を導くこと。「調査結果から事故原因を-する」とあります(Weblio 辞書)。

 

2.1.1.推論の式

あるいくつかの命題(前提)から、別の命題(結論)を導く。

P→Qを証明をする場合、Pが真であるときQが真であることを示す。

P→Qが自明であるとき、P→Qが真、かつPが真であるとき、Qが真であることを示す。

 

2.1.2.帰納(きのう、英: Induction)推論

帰納法は、多くの観察事項(事実)から類似点をまとめ上げることで、結論を引き出すという論法です。

帰納法では「納得感」が大事です。観察事項が適切でなかったり、少ない観察事項からむりやり結論を引き出そうとすると、「納得感に欠けてしまう」ことがあります。

 

 

2.1.3.演繹(えんえき、英: deduction)推論

演繹法とは、理論やルール(大前提)から、次の理論やルールを考え、必然的な結論を導く思考方法のことで三段論法とも言われます。前提条件が絶対的、必然的に正しいとしているので、前提が間違っていたり適切でない前提が用いられたりした場合には、誤った結論が導き出されることになります。

 

 

2.2.具体例

例えば、物体が落下するとき、重いものほど速く落ちるというのがかつての常識であった。これに対して詳しい実験からガリレオ・ガリレイは物体の落下時間が質量に比例するものではないことを示した。これは帰納的な判断である。また、ここから彼は物体の落下速度は質量にかかわらず一定だろうと判断しました。これはアブダクション(仮説形成)です。

 

その後、様々な実験や研究から物体がそれに従うべき法則として万有引力の法則や運動の法則が設定されました。これが認められた後は、物体を落下させる実験を行わなくても、その落下時間は計算できるということです。

 

2.2.1.前向き推論

たとえば,医学の専門知識の一部は、「もし発熱と悪寒があれば」⇒「ルール」⇒「風邪」という、結果から原因をそのルールに従って推論する手法です。この場合は前向き推論といいます。

 

2.2.2.後向き推論

前向き推論に対し、「風邪」⇒「ルール」⇒「発熱や悪寒」といった原因から結果を導く推論を、後ろ向き推論とも呼びます。

 

2.2.3.肌のカウンセリングの前向き推論の例

前向き推論の実行例ですが、肌の状態を質問し、それが「1:そうです 2:まあまあそうです 3:そうでもありません 4:そうではりません」と結果を4段階の質問で聞いています。

 

結果の質問

赤破線枠の4択で質問に答えます。「乾燥してかさつく」、「きめが細かい」など質問に答えていきます。

ルールテーブル

各質問に対して推論項目として原因が紐付けられています。例えば「乾燥してかさつく」に対しては、原因の「アクネスキンケア―」を加点するようにセット(赤い■)されています。

 

原因(推論される項目)

ここではルールテーブルによって加点が一番多くなった順に推論されると言事になります。一番右の推論項目の表のResultにその合計点が入っています。

 

深層学習を使わなくてもこれで十分に効果があれば、これで大丈夫となります。医者の初期の医療問診もこれと同じです。


このコンテンツは会員限定のコンテンツです。
会員登録または、ログインしてください。

あわせて読みたい